「ジオクロス」工法をより安全・安価にすることを目的に開発された工法です。
高張力「ユビファ」シートを使用することで、1枚で従来の不織布土木・防草用シートを応用した2枚敷き「ジオクロス」工法以上の支持力を出すことができました。
作業性がよく(スピーディー)、より安全に、安価な、一歩進化したジオテキスタイル軟弱地盤対策工法です。
住宅専用軟弱地盤対策専用に開発されたUV-fir(ユビファ)とは、高強度、高ヤング率のスーパービニロン「ビストロン」を縦糸に使用しています。
※高ヤング率:個体を一つの方向に張力を加えて引き伸ばした(ただし側面は自由で、断面積は縮む)ときの弾性率のこと。
ユビファ UV-firの技術
素材ビストロンの性能を生かすため
- 伸びの少ない紡糸技術
- 縦糸を直線に、横糸を上に織った伸びのない織り技術
- 最後にヒートセットして均一なクロスにする技術
「ビストロン」はユニチカ(株)が新規紡糸技術により高性能化したスーパー繊維です。
ジオクロス工法は施行が速く、環境を汚さずに軟弱地盤対策ができる工法です、適応建物は木造3階、軽量鉄骨2階まで、
基礎の根切地盤に砕石を撒き出し転圧し。その上に地盤補強シート(ジオクロスシート)を敷設することにより地盤を補強する工法です。
ジオクロス・UV-firの特徴
従来不織布の10倍強い織布を使用し、支持力を1枚でより強くして、安価で安全な地盤対策を可能にしました。
使用している「ビストロン」はポリエチレン、ナイロン、スチール等の強度を超えた高引張強度性能を持つスーパー繊維です。
不織布のように低い張力で伸びないのでクリープの心配もありません。
加水分解や植物分解をしないので、土中で長期的に強度を保つことが出来ます。
土中に汚染物質を排出する事も無く、焼却処分時に有毒ガスの発生もありません。
これまでのジオクロス工法では、地盤補強シートをタテ・ヨコ2枚敷設していましたが、UV-firは高張力な性能を持ち1枚の敷設で済みます。(設計条件により変更あり)
1.砕石層はローラーで転圧 | 2.敷き込み、狭い敷地でも施工が楽 | 3.端部固定 | |||
4.重ね部分の固定 | 5.敷き込み完成 | ||||
1.ハサミは布を切る裁ちばさみを使用します。 | 2.裁断の歳、切断部分にテープを貼ると繊維のゴミが出なくて済む。また、切断しやすい。 |