- NPO法人ジオクロス工法研究会 - http://geo-clos.jp -

地盤対策

地盤調査データ

地盤調査データ

地盤の弱いほうに建物が傾いてしまう現象の「不同沈下」による地盤事故は年々増加しています。「不同沈下」の多くが軟弱地盤に家を建てたことが原因で、建築基準法でも地盤調査を義務としています。

地盤調査
地盤調査は、現状敷地地盤がどのようになっているのかを推測し、今後どのようになるのかも併せて推測します。そのために立地環境・周辺環境・過去の周辺状況を調査して、地域特性を把握し対象地が過去どのようになっていたかを推測します。さらに、擁壁や水はけの状態などを確認して、将来どのようになるのかも推測します。そしてこれらの敷地情報に加え、敷地地盤の地盤強度を測定し総合的に地盤状況を考察します。
地盤調査
周辺調査 ロケーションを見る
地盤の状態を知るためには、その地域がどのような環境にあるかを把握しなくてはなりません。山あいなのか谷なのかの地形を知ることで水の流れから土質を推測することができますし、もともとは沼地であったところを数十年前に埋め立てたなど、近隣からの聞き込みによって得られる情報で、地中の状態を推測することができます。
現状調査 敷地を見る
調査対象地の状態も調査には欠かせない要素です。盛土をされているか、切土なのか、擁壁はあるのか、さらに井戸跡はないかなどを視認することで、適切な強度測定を行うことができます。
地耐力測定 データを見る
通常、もっとも一般的で安価なスウェーデン式サウンディング試験により、地盤の強度(地耐力/N値)を測定します。調査ポイントは建築を予定する家の四隅と中心の5ポイントが基本です。
この試験はスウェーデン鉄道が線路の敷設工事をおこなう際に開発した地盤強度の測定試験方法です。

建築基準法で認められている地盤調査の種類
■スウェーデン式サウンディング(SWS)試験

  • 表面波探査試験
  • 標準慣入試験
  • ボーリング調査

など
※この中でもスウェーデン式サウンディング試験が広く使われています。告示1113号の3式に採用されている試験方法で、適切に戸建て住宅の地盤を判断することが出来ます。ただし、地盤状況によっては表面波探査試験が用いられます。